ウナギ 写真

タチウオやウナギなどの長物が釣り大会では対象外に!?細長いがゆえに除外される理由とは?

FISHING JAPAN 編集部

釣りの世界では、ウミヘビやアナゴ、ウナギ、タチウオなどの細長い魚を長物と呼びます。

長物は素直に読めば「ちょうぶつ」ですが、釣りの世界では「ちょうぶつ」ではなく「ながもの」と呼びます。

そして、魚の長さを競い合う釣り大会が開かれるときは、たいていその開催要項のなかに、「対象魚は長物を除く」という一項が設けられています。

これはいったいなぜなのでしょうか?

目次

  • 魚の記録の残し方が原因!?
  • 釣り人にとっては大切なルール

魚の記録の残し方が原因!?

ウミヘビは別にしてアナゴもウナギもタチウオも立派な釣りの対象魚です。

しかも食べてもおいしい魚たちですよね。

そんな魚がなぜ釣り大会では対象魚にならず、冷や飯を食わされているのでしょうか?

これには魚の記録の残し方が大きな影響を及ぼしているんです。

昔から関東地方や九州では魚の大きさを表すとき、1kgのグレが釣れたよ!とか2kgのマダイが食った!というように重さで表現するのが普通でした。

これは今でも変わりません。

ところが、関西では昔から魚の大きさを長さで表現していたのです。

そして、今でも関西発行の釣り雑誌だけでなく、釣り新聞やスポーツ紙の釣り情報欄すべてが、釣れた魚の長さを基準にして情報を発信しています。

50cmのチヌが釣れたとか60cmオーバーのマダイが釣れたという表記が普通で、飛び抜けて大物がでたときには長さ1m、重さ5kgとか10kgの大物が出ましたと長さと重さを並べて書くこともあります。

ただ、関西では魚の大きさを表す基準があくまで長さなので、釣り大会の審査方法も魚の長さを基準にした方式が当たり前になってしまったのです。

釣り人にとっては大切なルール

そこで、この方式で釣り大会を開いたとしましょう。

審査方法は釣った魚の1匹長寸。

つまり、最も寸法の長い魚を釣った人が優勝ということになるわけですね。

大会の開始早々80cmもあるスズキを釣った人がいて、早くも優勝候補と目されていました。

ところが大会が終わり続々と審査会場に持ち込まれる魚の中に1m近いタチウオを釣った人がいて、優勝候補といわれていた80cmもあるスズキを抜いて優勝してしまったのです。

80cmのスズキと1mのタチウオ。

長さはたしかにタチウオの方が上ですが、重さはスズキの方がはるかに重く、魚の値打ちも違いますよね。

また、50cmのクロダイは釣り人にとってひとつのステータスですが、これを釣り大会で釣ってもウナギやアナゴの60cm級を釣られると、優勝は長物にさらわれることになります。

こういうことをなくすために「長物は除く」という審査方法が関西では定着したのですね。

長物たちにとっては残念で悲しいルールかもしれませんが、釣る側の釣り人としては大切なルールなのかもしれませんね。

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