【神コスパ】ウワサの釣具メーカー okumaのビギナー向け糸付きスピニングリール Ariaが凄い!
アメリカやヨーロッパを中心として、世界中のアングラーに愛用されている海外釣具メーカーokuma(以下オクマ)をご存知でしょうか? 1986年に台湾で設立されて以来、世界各国様々なフィー…
FISHING JAPAN 編集部
まだまだ寒い日が続いていますが、徐々に春の訪れを感じる暖かい日が増えてきましたね。
アングラーの皆さんにとっては、釣りにでかけたくてしょうがない、待ちに待った春といったところでしょうか?
さて今回は、世界中のアングラーに愛されている、台湾のリールメーカーokuma(以下オクマ)から、日本未発売のITXカーボンスピニングリール(以下ITX)をご紹介したいと思います。
究極の耐久性を実現したこのスピニングリールは、日本国内でも今年の6月頃に発売を予定しています。
一足先に詳しいスペックをチェックしていきましょう!
目次
リールは、釣りをする際に欠かせない、糸を巻き取ってくれる道具全般を指します。
中でもスピニングリールとベイトリールの2タイプに分けられており、用途によって使い分けている人や、スピニングリールに慣れてからベイトリールを扱う人が多い印象です。
また、スピニングリールはベイトリールと比べて、ラインが絡まる等のトラブルが少なく、強風や向かい風に左右されることなく遠投できることから、初心者から上級者まで幅広く使われています。
扱いやすい分、部品やボディが弱く、耐久性ではベイトリールには劣ると言われているスピニングリールですが、そのデメリットさえ克服すれば、扱いやすさと耐久性を兼ね備えた、使いやすさ抜群のリールになるのではないでしょうか?
さて、上記のスピニングリールの課題点を踏まえてここからは、オクマの2021年最新作、ITXカーボンスピニングリールについて詳しく解説していきましょう。
まずは見た目のデザイン性の高さです。
アルミニウムのシルバーとブラックのツートンカラーで彩られ、無駄なものを省いたスッキリとしたフォルムになっているので、長く愛用しても飽きのこないハイクオリティな仕上がりです。
ハンドルに、さりげなくオクマのロゴが効いているのもポイントになっています!
では、ITXの性能についてはどのようなこだわりが詰め込まれているのでしょうか?
まず、ボディ、サイドプレート、ローターに採用されているC-40Xロングストランドカーボンファイバー素材についてです。
これはオクマが特別にブレンドしたグラファイトポリマーで、 材料の炭素繊維を細長く強化することで、標準のグラファイト材料よりもかなり強力な複合材料に仕上げています。
具体的には、標準のグラファイトに比べて 25%の軽量化、1.5倍の強度、100%の防食性を備えていることから、非常に軽量で耐久性に優れている素材に強化されていることがわかります。
また、トージョンコントロールアーマー(TCA:Torsion Control Armer)と呼ばれる、ダブルアーム構造にすることで、従来の片面で支えるボディーとは違い、歪みや捻じれに対する強度を飛躍的に上げることに成功しました。
リールを巻いた時のたわみを防いでくれるので、魚を釣りあげるパワーを余すところなく発揮することができますよ!
捻じれに強くなったことで、内部部品が常に完全な位置で噛み合うようになっており、内部の強度も同時に高まっているそうです。
つまり、ボディ等の強さが必要とされる部分にさらなる強度を与えることや、内部部品の噛み合いの良さから、リールに高負荷がかかったとしてもラインの巻取りが驚くほどスムーズに行えるようになっているのがポイントです!
続いて、ギア比について少しお話しします。ITXは、ギア比が6:1になっており、たった1回ハンドルを回すだけで、ローター6回転分のラインが巻き取れるということを意味しています。
このギア比が大きければ大きいほど、ローターの回転数が多いことを表し、ハンドルを1回転させた時の巻き取り量が大きくなります。
ギア比は、ローギア、ノーマルギア、ハイギア、エクストラハイギアと段階があり、リールの種類にもよりますが、ギア比5.8以上くらいを目安にハイギアと呼ばれていると考えて良いでしょう。
ハイギアは、ハンドルを1回転させるごとの巻き取る分量が多いので、仕掛けの回収時間が短くなり、素早く次のキャストができるという強みがあり、最近のスピニングリールとベイトリールの多くは、ハイギアが最も人気になっています。
その一方で、ハンドル1回転でのローターの回転数が多いため、ローギアに比べるとハンドル操作が重くなってしまう点が弱点とも言えます。
ハンドルを長いものに交換すると回転時の重さを解消できますが、その分内部のギアへの負担も大きくなってしまいます。
その点を克服するように、ITXはトラクショングリップテクノロジー(TGT: Traction Grip Technology)が搭載されており、特殊機械加工されたアルミニウムハンドルがリールに直接組み込まれいます。
それによって、人気のハイギア仕様でありながら、ハンドル回転時に最大限の安定性を保つことができるようになっており、ハイギア特有のハンドルやギアへの負担が軽減されるように設計されています!
釣り好きアングラーの皆さんの中にも、ベアリングの重要性について考えたことがある人とない人がいるのではないでしょうか?
ベアリングとは、回転軸との間に置くパーツのことを指し、回転軸を支えながらくるくると回すことによって滑らかな操作を可能にしています。
数が多いほどガタツキが少なく、より滑らかな操作ができるようになっており、ベアリングを配置しないと、回転軸を支える摩擦部分は擦れ、耐久性も大幅に減っていくことは間違いないでしょう。
日常的に釣りにでかける人で計算すると、ベアリングは年間数千回、あるいは数万回回転していることになり、常に摩擦に晒される部分でもあるため、耐久性の強さが求められる重要なパーツと言えます。
そこでITXでは、オクマ独自の高性能ベアリング(HPB:High Performance Bearing)を採用しており、このベアリングに特殊防錆処理を施すことで、なんと通常のベアリングの10倍以上の対腐食性を実現しているようです!
年間数万回も酷使しているパーツとなると、ベアリングの耐久性が、釣りの快適さを左右するポイントになっている、と言っても過言ではないかもしれせんね。
その他にも、ITXにはオクマのリールのほとんどに搭載されているサイクロンフローローターテクノロジー(CFR:Cyclon Flow Rotor)を同じように搭載しており、これはハンドルを回すたびに、ローターの周囲、スプールの下および周囲の空気の流れが大幅に増加するようになっています。
空気の流れが増え、濡れたリールを乾燥させる時間が大幅に短縮されることによって、腐食が最小限に抑えられ、リールの寿命が延びるという、非常に嬉しい構造です。
徹底的にテストされているようなので、その効果も折り紙付きですね!
また、スプール内部のドラグシステムにはハイドロブロックガスケットという、内部に気密性を持たせるためのシールのようなものを備えており、これによって、ドラグは常に乾燥している状態に保たれるように設計されています。
詳しいスペックについては、下記の表をご覧ください。
ベアリングの数やギア比などに差はありませんが、最大抗力やライン容量の違いも気になるところですね。
自分の釣りのスタイルに合った機種をチェックしてみてください!
モデル | ギア比 | ベアリング数 | 自重(g) | 最大巻上長(cm) | 最大ドラグ力(kg) | 標準スプール ナイロン糸巻量(号) PE糸巻量(#号) |
---|---|---|---|---|---|---|
ITX-1000H | 5.8:1 | 7 + 1 | 200 | 73 | 3 | 1.5号/130m, 2号/100m, 2.5号/80m #0.6/380, #0.8/275, #1/230 |
ITX-2500H | 6.0:1 | 7 + 1 | 235 | 85 | 8 | 2号/180m, 2.5号/150m, 3号/120m #1/280, #1.5/190, #2/140 |
ITX-3000H | 6.0:1 | 7 + 1 | 235 | 85 | 8 | 2号/220m, 2.5号/180m, 3号/150m #1/340, #1.5/230, #2/170 |
ITX-4000H | 6.0:1 | 7 + 1 | 285 | 94 | 10 | 2.5号/240m, 3号/200m, 4号/150m #1/470, #1.5/320, #2/235 |
オクマの日本未発売の最新スピニングリールITXはいかがでしたか?
スピニングリールは扱いやすい分、耐久性が課題となっていましたが、それを覆す強さへのこだわりと、軽量化にも挑戦するオクマの姿勢が現れているアイテムになっていましたね!
もうすぐやってくる春の釣りシーズンを満喫しながら、ITXの日本での発売を楽しみにしていただけたらと思います。
今年の夏にはITXを手に、ぜひ釣り三昧を味わいましょう!
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