キスの写真

キスは釣って面白く食べても美味しい釣り物!キスの特徴から釣り方のコツ、タックル、レシピまで紹介!

FISHING JAPAN 編集部

水温が上がると浅場へ寄ってきてエサを採取したり産卵する魚が数多くいます。キスもそのひとつです。

昔から「キスは八十八夜を過ぎてから」という言い伝えがあるように毎年、5月の2日前後にやってくる八十八夜を過ぎた頃からキス釣りは面白くなってきます。

そこで、釣って面白く食べても美味しいキス釣りのレポートと合わせて、キスの特徴から釣るのに必要な道具、美味しい食べ方、レシピなどをご紹介します。

キスについて

日本産のキス科キス属に含まれる魚は1属4種しかいません。

そのなかでもっともポピュラーなのがシロギスです。

関西ではキスとかキスゴと呼ばれていますが、河口などで釣れるものを川ギスと呼ぶ地方もあります。

シロギスは、北海道の北部から琉球列島を除く日本各地に広く生息しますが、かつては東京湾の脚立釣りが有名で、50センチ近くになるアオギスも日本産キス属の1種です。

ただ、海の埋め立てや汚染などによって、東京湾のアオギスは早くから姿を消し四国の吉野川でも消息が途絶えました。いまは九州と山口県などの一部で細々と命を守っているにすぎません。

シロギスとアオギスのほかに熱帯域に広く分布する2種のキスが、沖縄にも生息しいます。

ひとつは死後、体に薄茶色の斑点が出るためホシギスと呼ばれる沖縄を代表するキスです。

そしてもう1種は、河口の干潟などに多いモトギスです。色白で目が大きくスレンダーなのが特徴ですが、この魚も数が少なくなりつつあります。

キスのシーズンや釣り方のコツ

5月も半ばを過ぎ、日中は汗ばむほどの季節に入るといよいよキス釣りは本番を迎えます。

陸っぱりではカレイは腰で釣れ、キスは足で釣れといわれるように、キスという魚は警戒心が強く、物音にも敏感でオモリの着水音で群れが散るといわれるほどなので、ひとしきり釣ってアタリが途絶えたら足を使って広くポイントを探る方がよく釣れるといわれていますよ。

姿よし、味よし、釣り味もよしという三拍子そろった魚ですので、日本全国津々浦々、キスの人気は高いです。

中でも人気がある船釣りは流し釣りとアンカーで船を固定しながら釣るかかり釣りとがあります。

かかり釣りは、アタリが止まるとアンカーを上げて場所を変えなければなりませんが、流し釣りは流すコースを変えたり、そのまま違うポイントまで簡単に移動できるので、かかり釣りより広範囲を探れて効率がいいです。

オモリでトントンと底を叩きながら釣り続けていると、ブルンと竿先を振るわせる明確なアタリが出て一瞬どきっとしますが、こんな時はたいてい向こうあわせでハリに掛かっているので、そのまま竿を立て静かにリールを巻いて取り込みましょう。

ただ、食いが渋いときはブルンのアタリだけでハリに乗ってこないことが多いです。

こんなときは竿先を送り込んで十分に食い込ませてから、上げてやることが大切です。特に警戒心が強い大型ほど送り込んでやること重要です。

淡路島の翼港沖の深場で良型キスが続々!

キスは砂浜や防波堤から投げ釣りで釣れるところも多いですが、もっと確実にしかも大型がよく釣れるのは船釣りです。

5月に入ると乗合船で沖の深場を探れば、すでに卵を持ち始めた大型、時には25センチ以上のジャンボサイズが釣れるシーズンです。

そこで今回は、神戸市の須磨浦海岸から出船する乗合船のキス釣りをレポートします。

午前6時半、大型乗合船は須磨浦漁港をゆっくり出船しました。ポイントが近いので出船もゆっくりなのが助かります。

船はほぼ真南を目指し10分ほど走ったところにある大型船の航路筋に近いところから流し始めました。

キス釣りは、いかにしてハリを飲み込まれず、唇の端にハリを掛けて釣り上げるかが釣り人の腕だといわれています。

そこで、竿が軟らかすぎてアタリが分かりにくいとか、ハリが小さすぎるためによくハリを飲まれるという事を避けるために、竿先が鋭敏で前アタリがよく出るだけでなく誘いが掛けやすいカワハギ用の竿を使ってみることにしました。

仕掛けを投入するときのコツ

この日の釣りは午前6時40分過ぎからスタートしましたが、小潮回りで潮が余り動かないせいか意外にキスの食いが渋かったです。

そのためコンコンと小さなアタリが出て1尾目が釣れたのは午前7時を過ぎてからとなりました。

この日の仕掛けは、ハリス1・2号の2本バリでハリは早掛けキスの6号を使用。

仕掛けの全長は1メートルを超えないようにしています。

ハリスが細いと仕掛けを投入するとき絡みやすいので、それを防ぐために必ず振り子の要領で竿先よりも前に仕掛けを振り出し、ハリスが水になじんでからリールをフリーにして一気に落とすのがコツです。

オモリが底へついたらすぐに糸フケを取り、道糸を張ったらわずかにオモリを持ち上げるような体勢で竿を構え、船の揺れに合わせてトントンとオモリが底を叩くような状態でアタリを待ちます。

この状態を持続させていると、エサが底近くでフワフワと漂いキスの目に付きやすくなります。

常に道糸が張っているので、プルプルとしたキスのアタリが出るとすぐに分かりますよ。

この日は、底を引きずる状態で流すと、テカミと呼んでいるイトヒキハゼがやたら食ってきたので、少し底をきって流した方が結果的にはよさそうでした。

フィナーレは27、28cmのヒジ叩き

予想したよりキスの食いが渋かったので、須磨沖の深場(水深50メートルライン)から淡路島大磯の観音さんの前、花博の翼港の沖など深場を中心に点々と流しましたが、一番よかったのは翼港の沖でした。

嬉しいことに水深60メートルを超える深場から何度も竿先を震わせる大きなアタリが出て、25センチを超える大ギズが次々とあがりました。

さらに納竿時間が近付いた午後1時過ぎ、目測だが27、28センチはある”ヒジ叩き”も登場し、華々しくフィナーレを飾ってくれましたよ。

須磨浦海岸の船宿へのアクセス

交通=JR山陽線須磨駅下車、港まで徒歩約10分。

車は阪神高速神戸線の若宮で出て国道2号を西へ。シーパル須磨がある天神橋東詰めの信号を左折しゲート前で待つ。 

キス釣りで使用したタックル

【ロッド】 シマノ ステファーノSSMMー180

軽くて持ち重りしないので、一日中釣っていても疲れないし、長さが180cmなので操作性がよく誘いも掛けやすいです。

先調子なのでタタキ釣りにはぴったりで、小さなアタリを確実に拾って竿先で大きく表現してくれるから釣りやすいのも魅力です。

【リール】シマノ ベイゲーム150DH

自重が220gしかないので竿とのバランスが良いです。

マイクロモジュールギアを踏査しているので巻き心地は最高で、ギア比は6・9と速いので水深50mを超える深場のキスでも苦にしません。

シマノ(SHIMANO) リール ベイトリール 18 ベイゲーム 150DH 右ハンドル

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【ライン】シマノ タナトル8PE 0.8号

直線強度、耐摩耗性、伸度などすべてにおいてバランスが取れたPEラインです。

8本よりなのでしなやかですし、強度も十分あります。
 

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【仕掛け】オーナー 速攻キス2本バリ

幹糸1号、ハリス0.8号でハリ7号の2本バリが使いやすいです。全長はちょうど1mになります。

オーナー(OWNER) 速攻キス2本4組 8-1 F-3597

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キスの美味しい食べ方やレシピ

キスの昆布締め

大型のキスが釣れたときは、三枚に下ろしてお造りにするのもいいですが、淡泊なキスの身にアクセントを付けるため昆布締めにすると、もっと旨みが増して味が深くなります。

身を三枚に下ろしたら腹骨をすき取り皮を引いてから昆布で包んで冷蔵庫に入れます。

身が薄くてすぐに浸かるので、翌日の夕ご飯には食べてしまった方がよいでしょう。

キスの明太マヨネーズ揚げ

三枚に下ろしたキスの身に明太マヨネーズを塗り、大葉で包んで油で揚げたら出来上がりです。

マヨネーズに大葉の味が絡んで口の中に広がりますが、そのあとを追いかけるかのように明太子のピリ辛が襲ってきて面白い味になりますよ。

ビールを飲みながら食べると美味しいです。

キスの南蛮漬け

ウロコを取り、内臓とエラを取り除いてから油で揚げます。

二度揚げすれば骨まで食べられるので、南蛮酢には一昼夜漬け込めば十分です。

酢で身が締まってキスとは思えない歯応えが産まれますよ。 

キスの美味しい食べ方やレシピについても紹介させていただきました。

美味しいキス料理を作るには元気なキスを持って帰るのが大切です。

乗合船には専用のイケスがあるところも多いので、釣れたキスはそこに入れてを生かしておきましょう。

ハリを飲み込まれたキスはイケスに入れていてもほとんど死んでしまうので、ハリを呑み込まれないよう工夫することも必要でしょう。

釣り人の皆さんも、ぜひ機会があればチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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