カワハギには2つの旬がある!カワハギの釣り方や捌き方を解説!
カワハギは釣って楽しく、食べても美味しい魚なので、釣り人に大人気の釣り物です。 カワハギは、釣ったばかりの新鮮な身はもちろんのこと、肝も絶品だということで有名ですよね。 そん…
FISHING JAPAN 編集部
皆さん、カワハギ病って聞いたことありますか?
カワハギは、一度狙うとやめられなくなるそうです。
そんな釣り人を虜にしてしまうカワハギの魅力は一体どこにあるのでしょうか!?
さっそくご紹介していきましょう!
カワハギは、フグ目カワハギ科の魚ですが、冒頭にフグ目とあるようにフグにごく近い魚です。
青森県以南の太平洋岸や日本海に多く棲息し、九州の南部までその姿を見ることができます。
その体は、フグと同じようにウロコではなくサンドペーパーのようにざらざらした一枚皮で覆われています。
その皮を丸ごと剥いで料理するので、カワハギ(皮剥)という呼び名が生まれたと言われています。
同様に、外国でもレザーフィッシュとかファイルフィッシュ(ヤスリ魚)と呼ばれているそうです。
料理する時は、おちょぼ口の先端を包丁で切り、その切り口から皮を剥がしていくと、ヒレを残してきれいに身だけになります。
この皮を剥ぐさまを、博打に負けた客が身ぐるみ剥がされることに掛けて、バクチウチと呼ぶ地方もあります。
また、皮を剥いだ姿からの連想なのか、名古屋ではスブタとも呼ばれています。
他にも、オスの背ビレの第1棘だけが細長く伸び、路面電車のパンタグラフのように見えることから、デンシャと呼ぶ地方もありますね。
昔から「一度はかかるカワハギ病」という言葉があります。
これは、カワハギ釣りを始めると病みつきになって止められないからだと言われています。
その訳は、カワハギがエサ取りの名手だからです。
普通の魚のようにエサを見つけても、一口で一気に食って泳ぎ去るようなことはしません。
おちょぼ口を使って、エサの周りからかじり取るように食べるため、なかなかハリまで吸い込んでくれず掛けるのが難しいのです。
静止しているエサを見つけると、小さな各ヒレを自在に動かし、まるでヘリコプターがホバリングしているかのように水中で静止しながら、そのままの体勢でエサをかじり取ることができます。
また、落ちていくエサを見つけたら、そのスピードにあわせて泳ぎながらエサを取ることもできるのです。
こんな芸当がお手のものなので、竿先にはアタリが出ないのにエサだけ取られているということがよく起こります。
しかし、弱点もあります。
エサ取りが上手な反面、各ヒレが小さく余り、泳ぎは得意ではありません。
ですので、潮が速い釣り場で潮が流れ出すと、海藻などをくわえて流されないようにするそうです。
普段は海底にいるイソメ類や小型のエビなどを食べていますが、エサを探す時はおちょぼ口を使って海底に海水を吹きかけ底に隠れているエサを探す、器用な魚でもあるのです。
魚の中でも特に好奇心が強いのか、水中にキラキラと光るものがあれば、興味を示して寄ってくる習性があります。
こんな習性を利用して、金属や陶器でできた”集奇”と呼ばれる集魚板をつけて釣る人も多いですし、小さなケミカルライトを仕掛けの上部に付けて釣る人もいます。
カワハギ釣りのエサは、アサリのむき身が定番なのですが、アタリを出すためにマムシなどの身の硬い虫エサやブラックタイガーなどのエビを使う人もいますね。
釣り方は、タタキ釣りやタルマセ釣りなどの方法もありますが、いかにしてカワハギにエサが付いたハリを吸い込ませて掛けるか、この点に尽きる思います。
この釣り人とカワハギの攻防が面白く、やればやるほど深みにはまりこんで、ついには”カワハギ病”にかかってしまうのだと言われています。
釣り人の皆さんもカワハギの習性を把握しつつ、工夫を凝らしてぜひ、カワハギ釣りにチャレンジしてみて下さいね!
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