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池の水を全部抜いてしまっていいの?生態系を乱す外来魚とこれからも向き合っていくために大切なことって何?

FISHING JAPAN 編集部

最近、視聴率確保のために、池の水を全部抜いてしまうテレビ番組が放映されています。

危害を及ぼす外来魚を駆除するのが目的と謳っていますが、その行為、このまま許していいのでしょうか?

池はさまざまな生態系の中心!

池のある自然環境は、さまざまな生態系の中心になっています。

水中はもちろん、その岸辺に集う動植物を下支えしているのは間違いないでしょう。

それをニンゲンの都合で無くしてしまっていいのでしょうか?

海が池の水で潤うことがあるって知ってる?

池干しという言葉が伝わっています。

古来、池の水にはさまざまな養分が含まれていて、それを河川を通じて海に流すことにより、海に棲む動植物が育つのです。

ですから海の漁師は、山の農民と相談して定期的に池干しをおこない、自然環境を豊かに維持してきたわけです。

池をリセットしてはいけない!

その池干しの際でさえ、池の水を全部抜いてしまうことはしなかったと、農家の方々から聞かされました。

何故なら、池そのものが長年保持してきた自然環境も、大切にしたからです。

池に棲む動植物をリセットしてしまったら、養分を含んだ水は生まれないことを、昔の人々は知っていたのでしょう。

命をカンタンに奪っていいの?

視聴率確保のために奔走するのは、テレビ制作会社の生きる糧ですから当然の行為です。

でもそのために、池の環境を壊してしまうことは許されることではありません。

「外来魚は害を及ぼすんだから駆除して当然じゃないか!」という声が聞こえてきそうですが、命あるものから片方の都合だけで命を奪う行為に、疑問を感じないのは恐ろしいことです。

我々は、釣りを通して魚と接しています。

その命を奪うときは、ありがたく食して、それを活かしてきました。

外来魚だからといって、ただ殺してしまうのではなく、活かす方法を検討する姿勢が求められています。

そこまでやり尽くすことのできるテレビ番組なら、その配慮に共感を覚える人も出てくるでしょう。

まるでテレビゲームに付いているリセットボタンを押すような番組は、先人の教えを無駄にし、命をも粗末にしていることを吹聴するだけになってしまいます。

生態系を壊す外来魚をそのままにしてはいけません、それは分かります。

でもその命を軽んじることも、してはいけないのです。

他のテレビ局では、すでに外来魚を食べようと試みる番組も作られるようになっていますよ。

命を活かす姿勢を見せてください。

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