春エギングを楽しむためのコツを伝授!産卵を控えた2kgクラスのアオリイカを釣るにはどうすればいいの?
皆さんは、春にアオリイカを釣った経験がありますか? 秋と比べると格段にボディサイズが大きくなるのが特徴です。 仕掛けに用いるショックリーダーやPEラインを太めのものに変更するの…
FISHING JAPAN 編集部
アオリイカのエギングは、はじめてみると奥が深い釣りですが、釣り方はシンプルで初心者にもお勧めです。
エギングはタックルもロッドとリールと餌木さえあれば誰にでも入門できるので、初心者にはうってつけの釣りかもしれません。
今回はそんなアオリイカのエギングに必要なタックル、釣り方などを初心者にもわかりやすく説明していきましょう!
目次
エギングのターゲットになるアオリイカのシーズンは大きく分けると2シーズンあります。
ひとつは初心者入門に絶好の季節である秋です。
秋は、その年の春に生まれた新子が、コロッケサイズからハンバーグサイズに成長し盛んに餌木を追うようになるので、小型が中心ですが数釣れるのが楽しみです。
このように秋に釣れ盛った新子が年を越すと、一段と大きくなり、4月の終わりから5月にかけて成長の早いものは800gから1kgを超える大きさになります。
この春の時期がもうひとつのエギングシーズンですね。
まず、エギングにどのようなタックルが必要なのかを初心者にもわかりやすく紹介していきましょう。
小型が中心の秋のアオリイカ釣りは、少し短めのエギングロッドが扱いやすいので、長さは8フィート前後で硬さはMかML程度のエギングロッド、使う餌木は2.5号から3号が中心です。
春の大型アオリイカをエギングで狙うときは、使う餌木も大きくなるし遠投する必要も出てくるので、8フィート以上のエギングロッドで硬さもMクラスより上がいいでしょう。
エギングロッドの価格帯は10,000円から20,000円の間で十分です。
初心者には、メジャークラフトのクロスステージ832Mがおすすめ。
シマノのセフィアSSR803M、ダイワのエメラルダスMX83Mなどもいいですね。
シマノ(SHIMANO) エギングロッド セフィア SS R S803M
エギングのリールは、0.8号のPEラインが150m以上巻ける2500番クラスを選んで下さい。
一日中、投げては巻きを繰り返すので、軽くてリーリングスピードが速いハイギアタイプがおすすめです。
初心者は、価格帯が10,000円から15,000円程度のもので十分です。
シマノのアルテグラ2500、ナスキー2500HGS、ダイワの16EM MS2506Hあたりが手ごろです。
シマノ(SHIMANO) スピニングリール 17 アルテグラ 2500 バス釣り パワーフィネス
ダイワ(Daiwa) スピニングリール 16 EM MS 2506H (2500サイズ)
エギングに使う餌木は、色のバリエーションが豊富でラトル入りや脚のついたものなど、あまりに種類が多すぎて選ぶのに苦労しますね。
とりあえずは2.5号から3.5号までの大きさで、これにカラーバリエーションを加えて、20種類ぐらいあれば釣りができます。
ラインは、PEラインの0.6号か0.8号を使います。
秋の小型は0.6号で十分ですが、大型が出る春は0.8号を使っておくと安心ですね。
PEラインは引っ張り強度はあるのですが根ズレに弱いため、ラインの先にフロロカーボンのリーダーをつけておきます。
長さは3mぐらい、太さは3号で十分です。
あとはランディング用のタモ網かギャフを用意しておけば万全です。
磯に限らず防波堤から釣りをするときも、安全のために必ずライフジャケットを着用するようにして下さいね。初心者ならより安心です。もちろんエギング以外の時も着用を。
これで初心者でもエギングができる用意万端整いました。
釣り場へ向かってエギングに出発です。
初めての釣り場でエギングポイントが分からないときは、あちこち歩き回ってスミ跡を探して下さい。
数多くのスミ跡がある場所は実績があるポイントです。
すでに釣り荒れているところもありますが、日にちが経てばまたイカが入ってくる場所も多いので、とりあえずスミ跡があれば試してみて下さい。
エギングに使う餌木は、その日の天候や潮の色、時間帯などを考えて選んで下さい。
朝夕のまずめ時は、アピール度の高いオレンジ系やピンク系の餌木がいいといわれています。
曇り空や海が濁っているときは、ボディカラーがダーク系のオリーブや青を使ってみましょう。
ポイントが決まったら、キャスティングの開始です。
潮が澄んでいて底の状態がおぼろげに分かるような場所では、海藻が生えていたり沈み根があるようなところを重点的に狙います。
キャストした餌木は、カウントダウンしながらとりあえず底まで沈めて下さい。
ラインの出が止まり、糸フケができたら餌木が着底した合図です。
素速く糸フケを取り、ロッドを水平に頭上へしゃくり上げます。
このときヒジを支点にしてスナップを効かせながら鋭くしゃくります。
初心者には少し難しいかも知れませんが、すぐになれてきます。
しゃくり上げた餌木が落ちるとき、つまりフォールしている餌木にイカが乗るので、初心者は竿を水平の位置に戻したときが要注意です。
普通はしゃくり上げた餌木を自然に落としていくフリーフォールがメーンですが、ときにはテンションをかけながらゆっくり落とした方がよいときもあるので、その日のイカのコンディションによって使い分けて下さい。
エギングのテンションフォールは、ロッドでしゃくったあとすぐに糸フケを取り、道糸を張り気味にしながら餌木を落としていく方法です。
エギングでは餌木がフォールしている最中にイカが乗ったら、竿先に直接アタリが出ることもありますし、ふけていたラインがシュッと走ることもあります。
風もなく海がベタ凪で潮がゆっくり流れるときは、ラインに出るアタリが分かりやすいので注目です。
注意していないとフォールの最中にイカが乗っても気づかないことがありますが、次にしゃくるときにグッと重くなるので、これでイカが乗っていることが分かります。
イカの活性が低いときほど、このようなシーンが多いですね。
また、フリーフォールやカーブフォールで餌木を沈めたあと、イカの活性が低いときは、しばらく海底で餌木をステイさせておくと乗ることがあります。
同じようにロッドのチップを使って、小刻みに餌木を揺らしてやるのも効果的ですね。
イカがヒットしたらイカの大きさを推し量りながら寄せてくるのですが、エギングで一番バラしやすいのがランディングのときです。
タモ網ですくうときは、必ずイカの頭の方からタモを入れて下さい。
脚の方からすくおうとすると、イカが怖がって逆噴射を繰り返し、うまくすくえません。
ギャフはタモほど怖がりませんが、タモですくうときと同じように頭の方に打つようにして下さい。
ぜひ釣り人の皆さんも、イカのエギング釣りをされる際に、参考にしてみてくださいね!
春エギングを楽しむためのコツを伝授!産卵を控えた2kgクラスのアオリイカを釣るにはどうすればいいの?
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