一体どんな魚!?日本の魚類研究者らが今まで捕獲された魚類の中で「最も重い硬骨魚」をウシマンボウと認める!

FISHING JAPAN 編集部

釣り人のみなさんは、世界で捕獲された魚類の中で「最も重い硬骨魚」がどんな魚なのかわかりますか?

これまでマンボウ(Mola mola)だと考えられていた2300キロのその巨大魚が、実は近縁種の違う魚だったということが、日本の魚類研究者の研究でわかりました。

2300キロの巨大魚の正体

研究の結果、この2300キロの巨大魚の正体は、マンボウの近縁種のウシマンボウ(Mola alexandrini)であることがわかりました。

元広島大学の澤井悦郎博士のチームによる研究

この研究は元広島大学の澤井悦郎博士のチームにより行われ、日本魚類学会英文誌(Ichthyological Research)に発表されました。

澤井博士のチームは、マンボウ属(Mola)に属する種の学名を明確にすることを目的に、これまでに500年以上前の記録も含めた世界中の1000点以上の文献を集め、1000個体近くのサンプルを調査しました。

近年のDNAを使った研究によってマンボウ属は3種に分類され、澤井博士のチームはそれぞれの学名を暫定的にMola sp. A(ウシマンボウ)、Mola sp. B(マンボウ)、Mola sp. C(マンボウ属C種)と呼んできました。

それら3種のうち、マンボウ属C種(Mola sp. C)の学名は、2017年7月に、マンボウ属で125年ぶりとなる新種・カクレマンボウ(Mola tecta)として発表されました。

そして残りのマンボウ属2種(ウシマンボウ、マンボウ)の学名を特定するため、世界各地の生鮮標本と博物館保存標本を含んだ30点の標本を詳細に調査し、解剖や形態計測を行いました。

その結果、マンボウ(Mola sp. B)は「Mola mola」、ウシマンボウ(Mola sp. A)は「Mola alexandrini」の学名を適用すべきであるという結論に達しました。

ギネス世界記録の変更も・・?

ギネス世界記録には、世界最重量の硬骨魚として、マンボウ(Mola mola)が登録されています。

しかしながら、澤井博士のチームは、1996年に千葉県鴨川市沖で捕獲された2300キロのウシマンボウ(2.72メートルのメス)が、今まで実際に計量された中で最も重い個体であることを発見しました。

この個体はこれまでマンボウと同定されていましたが、今回の調査の形態的特徴(頭部の隆起、下顎の隆起、丸みを帯びた舵びれ)に基づき、ウシマンボウであると改めて同定されました。

澤井博士は「したがって、これまでに『実際に体重が計量され記録された世界最重量の硬骨魚』はマンボウではなく、ウシマンボウとなります」と述べ、これよりもさらに大きな個体が海にはいるはずだと語っています。

これからさらに大きなウシマンボウが見つかるかもしれません。

釣り人として、期待が高まりますね!

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