冬の堤防で釣れる魚ってどれなの?おすすめの釣り方特集
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FISHING JAPAN 編集部
毎年ゴールデンウィークを過ぎると、海辺のあちこちでサバの姿を見かけます。
マサバやゴマサバが入り混じっていて、ミノーを投げても掛かってきますし、メタルジグをシャクっても独特のアタリが手元に伝わってきます。
ここではサバの特徴やルアーを用いた釣り方について、詳しくご紹介しましょう。
目次
サバとは、スズキ目サバ科の海水魚のことで、基本的に温かい水温を好む習性があります。
日本では、ゴールデンウィークに入ったころからさまざまな場所で見かけるようになり、どんどん成長して秋には40cmを超えるものが釣れるようになります。
関西ではここ3年ほど、サバの接岸が好調で、一気に魚体数が増えた印象を持っています。
当然他の魚を狙ってルアーをキャストしても、サバが食い付いてくることが多くなり、もし本格的にサバを狙ったら、もっとカンタンに釣れるのでは?と考えてしまいます。
特に初心者アングラーにとって、サバは格好の練習相手になってくれるはず。
ルアーのキャスティングゲームをマスターするためにも、サバにじっくりアプローチしてみましょう。
まずは、サバを釣る時期について。
水温が絡んでくるので、寒い時期は外したほうが無難です。
5月ごろからスタートして、秋の終わりごろまでが釣りごろでしょう。
特に秋は、サイズが大きくなるので楽しみです。
数釣りをするなら、夏前後がおすすめですが、サイズ的に小さいですから、用いるルアーも小さめがいいかもしれません。
5月から夏にかけて、サバ釣りで使ってみたいタックルは、5g前後のスプーンルアーをキャストしやすいものです。
スプーンルアーといえば、トラウトゲームの定番アイテムですが、そのサイズやフラッシング効果から、サバ釣りにとても役立ってくれます。
ステディリトリーブで一定層をトレースしても釣れるのですが、キルを入れてスプーンルアーをフォールさせると、より一層食い付いてきます。
サバは目が良いので、ルアーのアクションが切り換わったことに敏感に反応してきますし、弱った稚魚のような力の無いフォールアクションは、サバの捕食スイッチをオンにしやすいのです。
ちなみに同じウエイトのミノーやクランクベイトをキャストしても、カンタンにサバが釣れました。
カラーローテーションも効果があるので、いろいろ試してみるともっと楽しくなるはずです。
夏を過ぎて秋を迎えるようになると、サバの体長が大きくなります。
40cmを超える個体をターゲットにするなら、ロングキャストしやすいタックルを用意してください。
具体的には、全長3m前後のスーパーライトショアジギングを実践できるような、しなやかなスピニングロッドが適しています。
そしてそれでキャストするのが、メタルジグです。
沖合いに発生するナブラには、サバが絡んでいることが多く、そこまで確実に届く30g程度のメタルジグを用意しましょう。
スリムで飛距離を伸ばせるものはもちろん、フォールで誘って食わせることのできる幅広のものでもかまいません。
激しく食い付いてくるので、アタリは手元までしっかりと伝わってきます。
感じた瞬間にロッドを立てて、リールハンドルを素早く回しながらフックを貫通させましょう。
意外と表層で食い付いてくることがありますが、アタリが無ければフォールを絡めるようにしてください。
ちなみに、寒サバと呼ばれる冬のサバを狙う釣り方もありますが、船釣りによるサビキ釣りなので、ショアからのキャスティングゲームでは届かない水域でのアプローチとなっています。
サバは、群れで回遊しているので、1匹釣れたら同じ場所で複数掛けることができると判断しましょう。
効率よくバイトを引き出したいなら、一定の層をアピール度高めでトレースできるルアーが効果的です。
ウエイトが20g前後の鉄板系バイブレーションルアーなら、表層近くも引きやすいですし、カウントダウンで中層・底層も狙えます。
飛距離もメタルジグと遜色なく、ルアーそのものが回転してしまうトラブルを未然に防げます。
糸ヨレにつながりにくいですから、手返しよくキャストするのに向いているでしょう。
側面がフラットなので、小刻みに震えながらのフラッシングが、サバを引き寄せてくれます。
こちらもスーパーライトショアジギング用のスピニングロッドで、ロングキャストを敢行できます。
スレ掛かりすることも多いので、フッキングしたらラインを緩めずに、一気に巻き上げてランディングするようにしましょう。
サバをルアーで釣るのに適している、おすすめのタックルをご紹介しましょう。
サバ専用のものはほとんど見かけませんから、他の釣り方からの転用となります。
前述のスーパーライトショアジギング用スピニングロッドなら、30g前後までのメタルジグをキャストできるものがいいでしょう。
リールは、4000番サイズのスピニングリールなら、手返しよくキャストを続けられるはずです。
シマノ(SHIMANO) ソルトウォーターロッド シーバス ムーンショット 2021年モデル S96ML シーバス ショアキャスティング
シマノから発売中のしなやかなキャスティングロッド・ムーンショットシリーズの中から、9.6ftのMLパワーブランクスモデルを選んでみました。
じゅうぶんな長さがありますし、あまり張りのあるブランクスではないので、30g前後のルアーをロングキャストするのに向いています。
全長は2.90mで、2ピース仕様。
仕舞寸法は148.7cmにまで縮まります。
ウエイトは151gと軽めで、先径は1.8mm。
適合するメタルジグウエイトは、最大で38gまで。
サバをターゲットにするには、ちょうどいいパワーでしょう。
適合するPEラインは、0.6号から1.5号までです。
ブランクスのカーボン素材含有率は、98.5%になっています。
実際に継いで振ってみると、とてもしなやかに曲がり込む印象を持ちました。
軽めのメタルジグを胴に乗せて、ロングキャストを実践することが可能です。
サバがバイトしてきても、弾いてしまうことのない柔らかさは、数釣りをするのにも適しています。
実売価格は1万円台と、とてもコスパ優秀な価格帯に収まっています。
サバ釣りで使えるのはもちろん、シーバスゲームやタチウオゲームにも有効なので、積極的にフィードで活用してみましょう。
軽くて扱いやすいと評判のヴァンフォードシリーズの中から、4000番サイズのエクストラハイギア仕様を選んでみました。
ギア比は6.2対1なので、ハンドル1回転につき101cmものラインを回収できます。
実用ドラグ力は6.0kgで、最大ドラグ力は11.0kg。
ウエイトは215gで、ハンドルの長さは57mmです。
スプール寸法は、直径が52mmでストロークが19mm。
ラインキャパは、PEラインなら2.0号を240m巻けます。
ボールベアリングは、7個搭載しています。
実際に手に取ってみると、215gはとても軽く感じました。
ハンドル回転もスムーズで、ローター回転の追従性能も高め。
実売価格は2万円台と、低価格な設定になっているのが嬉しいです。
サバの特徴やルアーを用いた釣り方、おすすめのタックルをご紹介しましたが、いかがでしたか?
まだまだ本格的にサバをキャスティングゲームで狙っている人は少ないですが、とてもよく釣れる魚なので良い練習になるでしょう。
沖合いで発生しているナブラを見つけたら、そこまで確実に届けられるようになりたいものです。
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