テイルウォークのバスロッド【フルレンジ】が2022年リニューアル!全15機種を徹底チェック
テイルウォークのバス釣り用ロッド・フルレンジシリーズが、2022年リニューアルを果たしました。 全15機種がラインナップ、大きく分けると3つの使い方に絞ることができるようになっていま…
FISHING JAPAN 編集部
九州でオフショアジギングゲームが活発におこなわれているエリアといえば、巨大なヒラマサやカンパチが釣れる玄界灘でしょう。
現地でガイドを実施している達喜丸に監修を依頼、テイルウォークフィールドスタッフでもある古家達郎キャプテンが徹底した実釣テストをおこない完成したのが、日本製ジギングロッド・ジグフォースMBです。
スピニングロッド2機種・ベイトロッド1機種の合計3機種について、詳しくご紹介しましょう。
目次
ジグフォースMBとは、テイルウォークからリリースされている、オフショアジギングゲーム専用ロッドのことです。
玄界灘のガイド船に乗るということは、長時間の釣行が基本になります。
現場でロッドワークを繰り出しながら誘い続けても、疲れをしっかり抑えて振ることのできる軽快なロッドレスポンスが備わっています。
当然巨大なヒラマサやカンパチがヒットすれば、その激烈なファイトに負けない耐久性も備えています。
ジグフォースMBは、高度なロッド製作技術を保持している日本国内のファクトリーで製作しています。
熟練のロッド職人が、一本一本丁寧に仕上げる工程を踏んでいて、テイルウォークのMB=マスタービルドが冠されているのです。
ロッドのリールシートには、リールフットをしっかりとホールドするために、ロングフードタイプのナットが採用されています。
それでは、ジグフォースMBシリーズ全3機種を個別にピックアップしてみましょう。
●ジグフォースMB・S613
スピニングロッドタイプで、全長はデッキで取り回しのいい6.1ft。
1ピース仕様なので継目はありませんから、持ち運びの際にロッドティップが各所と干渉しないように注意しましょう。
ウエイトは207gと、軽快に操れるように絞られています。
適合するメタルジグウエイトは、最大で160g。
最大ドラグ力は5.0kgです。
メーカー希望販売価格は、41,000円に定められています。
水深でいえば、70mまでを狙うことを想定して作られたロッドです。
ウエイト8㎏前後のヒラマサをメインターゲットにして、ブランクスの反発力を設定。
軽快に扱えるレスポンスが備わっていて、スイミング主体のジャークやスライド幅の大きいジャークもこなすことができます。
玄界灘で実践することの多いドテラ流しアプローチを上手くこなしたいなら、このブランクスとグリップの長さはベストマッチといえそうです。
ガイドのトップセクションには、軽量化を図るためにシングルフットを採用しています。
バットのみ、ダブルフットガイド仕様です。
ブランクスの曲がりはパラボリックなので、全体的に弧を描きながら魚からの強烈な引きに耐える感じになるでしょう。
ヒラマサの他に、ブリやロックフィッシュをターゲットにすることも可能です。
●ジグフォースMB・S614
2本めのスピニングロッドも、全長は同じく6.1ftで、1ピース仕様になっています。
ウエイトは210gと、若干重くなっているものの、差はあまり感じられないでしょう。
適合するメタルジグウエイトは、最大で230gに設定。
最大ドラグ力は7.0kgです。
メーカー希望販売価格は、42,000円になっています。
いわゆるパワージギングモデルに仕上がっているので、10kgを超えるヒラマサやブリなどの引きに耐えられるのが魅力です。
水深100m前後までのディープゾーンを探るのに適していて、既存のパワージギング系スピニングロッドにありがちな、シャクリの重さ・ダルさを排除しています。
グリップレングスを長めに取っているので、ドテラ流しアプローチでも手元であまり負担を感じてしまう展開にはならないでしょう。
掛かったヒラマサが、根に突入しようとするのをしっかりと止め、長時間のハードファイトにも耐えられるバットパワーを保持しています。
安心して巨大青物とのやり取りを楽しみたいアングラーに、おすすめの1本といえそうです。
ガイドは、耐久性重視でオールダブルフットガイド仕様に設定されています。
●ジグフォースMB・C624 SPEC-E
シリーズの中で唯一のベイトロッド・C624 SPEC-Eをご紹介しましょう。
全長はスピニングロッド2機種よりも少し長い、6.2ftです。
1ピース仕様で、ウエイト209gに設定されています。
適合するメタルジグウエイトは、最大で300gまで。
最大ドラグ力は8.0kgとなっています。
メーカー希望販売価格は、43,000円です。
流行りの電動リール装着を想定した、電動ジギング専用のプロモデル・ベイトロッドです。
グラスコンポジットのブランクスを採用しているのが特徴で、柔らかいシャクリを展開するのに長けています。
10kgオーバーのヒラマサやカンパチが掛かっても、しっかりと曲げながらランディングに持ち込めることを念頭に置いて設計されています。
メタルジグが不用意に跳ね過ぎないことで、獲れる魚が増えますから、ドテラ流しで200gから300gのメタルジグを使用する場合でも安心してアプローチできます。
メタルジグが着底した直後から、誘いに入ることのできる粘りあるトルクを保持。
違和感を覚えさせないナチュラルなアクションを、オートマチックに発生させられるのが、このロッドの強みでしょう。
大口径ガイドをスパイラルセッティングすることで、トップセクションでのライン絡みを防いでいます。
ブランクスのネジレも解消する役割を担っていて、操作性が向上する要因となっています。
リアのグリップレングスは長めなので、ホールド性能も向上しています。
電動リールからの電源コードと一体感を得るために、リアグリップの下側にスリットを設けていて、別売りの尻手ベルトなどで固定可能です。
ジグフォースMBに装着して使ってみたい、おすすめのスピニングリールを取り上げてみましょう。
太いPEラインを大量にストックして、ディープゾーンへメタルジグを送り込むことが可能なリールを選んでみました。
オフショアキャスティングゲームにも転用できるので、活用の幅も広がるでしょう。
テイルウォークからリリースされているスピニングリール・クロシオシリーズの中から、63HGXを選んでみました。
ギア比は5.4対1なので、ハンドル1巻きで116cmのラインを巻き取ることができるように作られています。
ウエイトは765gで、最大ドラグ力は20kgに設定。
ラインキャパは、PEラインなら6.0号を350mまで巻けます。
ボールベアリングは、7個搭載しています。
実際に手に取ってハンドルを回してみると、チカラ強く滑らかな回転を維持できますし、ローターの追従も素直で静粛性を伴なったものになっています。
ドラグのレスポンスやボディの剛性感も申し分なく、握りやすいラウンドノブが標準で装備されています。
実売価格は2万円台と、とてもコスパ優秀な価格帯に収まっています。
オフショアジギングゲームを始めようと考えているなら、費用負担も抑えられるこのスピニングリールからスタートしてみましょう。
ジグフォースMBシリーズの特徴や使い方、マッチングのいいおすすめのスピニングリールをご紹介しましたが、いかがでしたか?
玄界灘への遠征釣行はもちろん、近海での大物狙いジギングゲームに、このロッドをぜひ投入してみましょう!
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