ストラディックSW特集!4000XGモデルをインプレチェック
シマノからリリースされているSWモデルのスピニングリールは、パワフルな展開を積極的におこなえる剛性・耐久性と滑らかな使用感を伴なっています。 特にコスパ優秀なストラディックSWシリ…
FISHING JAPAN 編集部
ベールを起こすとスプールからフリーの状態でラインが放出されるスピニングリールなら、初心者アングラーでも扱いやすいでしょう。
でも専門用語が多くて、理解するのが難しいと感じている人も少なくないはず。
ここでは、スピニングリールの特徴や使い方について、分かりやすくご紹介しましょう。
目次
スピニングリールとは、釣りに用いる糸巻き機のことで、効率よくトラブルを抑えた状態で活用できる便利アイテムです。
釣りには、大きく分けてこのスピニングリールとベイトリールが、糸巻き機として用意されています。
ベイトリールは、糸=ラインを巻いているボビンのような箇所=スプールそのものが高速回転し、ラインを放出しようとするので、バックラッシュというトラブルがどうしても発生しがち。
ラインの放出スピードを、スプールの回転スピードが追い抜いてしまうことで起こるトラブルなのですが、一度発生してしまうとなかなか元通りに戻らないのです。
仕掛けやルアーを投げるたびに、このトラブルにびくびくしているようでは、テンポよく釣りを展開できません。
そこで初心者アングラーにおすすめなのが、スピニングリールなのです。
スピニングリールの糸巻き部分、すなわちスプールは、回転せずにそのままの状態をキープしますから、ベイトリールのようなバックラッシュトラブルを心配する必要はありません。
ラインを引っ掛けて巻き取るためのパーツ=ベールを指で起こして、スプールから伸びているラインを人差し指に掛けます。
ラインの先端は、ロッドに並び付いているガイドを通って、仕掛けやルアーに結ばれていますから、その状態でロッドを自分の後ろ側へ向けてスイング。
ロッドが曲がったら、今度は前方へ振り込んで、人差し指を伸ばしてラインを放出とてください。
飛距離が伸びていくぶんだけ、スピニングリールのスプールから放出されるラインの量が増えていきます。
仕掛けやルアーが着水したら、ラインの放出も止まりますから、スピニングリールのベールを元の位置へ戻してください。
戻した状態でハンドルを握り、回し始めると放出したラインを回収できるようになっています。
同じ動作を繰り返すことで、仕掛けやルアーを何度も投げ入れることができ、魚が釣れる可能性が高まっていくわけです。
注意したいことが2点あって、ひとつはラインをベールの付け根にあるラインローラーに引っ掛けること。
自然とラインローラーのところまで、ラインが滑っていく構造にはなっているのですが、目で見て確認してください。
もうひとつは、スプールの頭部分に付いているドラグノブを回して、スプールの安定を調整しておいてください。
ドラグは、掛かった魚に強く引っ張られたとき、スプールが回転してラインが切れてしまうことを防いでくれる機能です。
スピニングリールのメリットを挙げてみましょう。
軽い仕掛けやルアーでも、遠くへ飛ばすことができます。
ベールを起こせばフリーの状態になるのが、やはり大きいのでしょう。
そしてトラブルが少ないのも、釣りを楽しむ上で欠かせない要素です。
使い方がカンタンなので、初心者アングラーでも扱いやすいのが強みです。
ただし、使用後のメンテナンスは、きっちりおこなうように習慣付けしておきたいもの。
ラインと直接触れるラインローラーには、ゴミなどが溜まりやすくなります、
そのまま放置すると、糸ヨレや破断の原因になるかもしれないので注意してください。
スピニングリールのデメリットも取り上げておきましょう。
精度の高い投げ方をしようと試みても、着水点がなかなか定まらないことが挙げられます。
フリー状態でラインを放出するからなのですが、これは投げる行為を繰り返すことで修正していく他はありません。
もうひとつデメリットを挙げると、実は太いラインが苦手です。
特に2000番前後の小型サイズのスピニングリールに、太いラインを巻いてしまうと、糸ヨレトラブルが多発してしまうのです。
具体的には10lb程度のモノフィラメントラインを巻こうとすると、カンタンに糸ヨレが発生するでしょう。
一度発生してしまえば、投げるたびにトラブルが発生して、飛距離が伸びなくなってしまいます。
それでは初心者アングラーかせ釣りで用いるのに適している、おすすめのスピニングリールを取り上げてみましょう。
まずは、小型タイプのスピニングリールから。
流行りのアジングゲームやトラウトゲームを楽しみたい人は、こちらを試してみてください。
人気のカルディアLTシリーズの中から、小型の2000番モデルを選んでみました。
ギア比は5.8対1ですから、ハンドル1回転につき76cmのラインを巻き取ることができるようになっています。
最大ドラグ力は5.0kgで、自重は175gと軽めです。
ラインキャパは、モノフィラメントラインなら3lbを150m、PEラインなら0.5号を170m巻けます。
ハンドルの長さは50mmで、ボールベアリングは6個搭載しています。
実際に使ってみると、とても軽く仕上がっていて、長い時間の釣りでも疲れを感じてしまう展開にはなりにくいでしょう。
ハンドルは軽快に回ってくれますし、ローターのレスポンスも納得の俊敏さです。
魚からの負荷にもしっかり耐えてくれますから、アジングやメバリング・トラウトゲームなどに積極的に活用できるはずです。
実売価格は1万円台と、とてもリーズナブルな価格帯に設定されています。
ドラグの調整は、釣りを始める前に入念におこなってください。
ドラグノブをカチカチに締めすぎると、ライトラインでは耐えられないケースが出てくるかもしれません。
シマノ(SHIMANO) スピニングリール 20 ツインパワー 4000XG サーフ ヒラスズキ ライトショアショジギング・キャスティング
剛性と耐久性の高いスピニングリールとして人気のある、ツインパワーシリーズの4000番です。
ギア比は6.2対1なので、ハンドル1巻きにつき101cmものラインを巻き取ることができるように作られています。
実用ドラグ力/最大ドラグ力は、6.0/11.0kgです。
自重は260gで、スプール寸法は直径が52mmでストロークが19mm。
ラインキャパは、モノフィラメントラインなら4号を150m、PEラインなら2号を240m巻けます。
ハンドルの長さは57mmで、ボールベアリングは9個搭載しています。
実際に手に取ってみると、さほど重く感じることはなく、快適な巻き心地を堪能できます。
ハンドル回転によるローターの回り出しは軽快で、ドラグレスポンスも良好そのもの。
ショアジギングなどのキャスティングゲーム全般を、大胆に楽しめる1台になっています。
実売価格は3万円台と、コスパ優秀な価格帯に収まっています。
実釣後の洗浄メンテナンスは、真水で丁寧に洗い流して、拭き取り作業をおこなってください。
スプール周りやラインローラーを入念に手入れしておくと、長く手元に置いて使い続けることができるでしょう。
スピニングリールの特徴や使い方、おすすめのアイテムをご紹介しましたが、いかがでしたか?
各リールメーカーとも販売価格に幅を持たせているので、自分の予算に合わせて無理のない買い物ができるようになっています。
じっくりと最初の1台を使い込んでみて、次のスピニングリールに欲しい機能をピックアップするようにしましょう。
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