PEラインの巻き方徹底ガイド!基本から応用まで丁寧に解説
購入したPEラインを自分のスピニングリールやベイトリールに巻くとき、釣具店でおこなってもらう人が多いです。 でも毎回巻いてもらっていると、釣り場で急に巻き換えをする際に困ってしま…
FISHING JAPAN 編集部
青物をターゲットにした船からのジギングゲームや、ヒラメをキャスティングで狙うサーフゲーム、アオリイカをゲットするためのエギングゲームなどで欠かせないものといえば、PEラインでしょう。
どんな特徴を持っていて、モノフィラメントラインとはどう違うのかを詳しくチェックしながら、おすすめのPEラインを取り上げてみます。
目次
PEラインとは、ポリエチレン製の細い原糸を束ねて作り上げた釣り糸のことです。
原糸を撚り合わせて、1本のラインに仕上げていると考えてください。
複数の原糸が支えてくれることになるので、直線強度がとても高くなる特徴を持っています。
しかもナイロンやフロロカーボンなどのモノフィラメントラインと比べると、ほぼ伸びません。
ピーンと張り詰めた状態での感度は高くなり、魚のアタリをラインの変化でとらえやすいでしょう。
また同じ強度なら、PEラインのほうが細くなるので、キャストしたときの飛距離は伸びます。
風の影響を受けにくいメリットも生まれますし、水中では潮の流れに対しても有効に働くでしょう。
もちろんデメリットもあります。
岩などの硬いカバーやストラクチャーに触れると、ザラザラに傷みやすく、そこから破断してしまいます。
表面が滑りやすくなっているので、結び目が滑ってスッポ抜けやすいというこも知っておいたほうがいいでしょう。
比重は、一般的には低めなので、水に沈みにくくなっていますが、最近では高比重のPEラインも開発されるようになりました。
エギングゲームやバス釣りでは、高比重PEラインのほうが使いやすいかもしれません。
それでは、おすすめのPEラインを取り上げてみましょう。
●シマノ・ヒッドブル4
原糸4本を撚り合わせた、シマノのヒット製品です。
PEラインには、原糸の本数が異なるものが存在していて、こちらは4本で構成されています。
8本撚りのほうが優れている!と言い切る人がいますが、実は4本撚りPEラインのほうが同じ号数なら少し細目に作れます。
また岩などに擦れても、4本撚りタイプのほうが原糸1本が太いので、カンタンに破断してしまうことを抑えられます。
しなやかさは8本撚りに負けてしまいますが、このピットブルシリーズなら、結構柔らかい使用感を得ることができるでしょう。
より細い号数を使うときには、4本撚りに頼ると、カバー周りを積極的に攻めることができるかもしれません。
ピットブルシリーズには4本撚りタイプ以外に、8本撚り・12本撚りがラインナップされていて、高比重設定の5本撚りタイプも選べるようになっています。
シマノ(SHIMANO) PEライン ピットブル 4本編み 150m 2.0号 ライムグリーン 38.7lb PL-M54R 釣り糸 ライン 2号
●バリバス・アバニジギング10×10マックスパワーPEX8
PEラインで船からのジギングをおこなうときに、頼りになる8本撚りPEラインです。
バリバスの製品は、均質レベルがとても高く、妙なタイミングで高切れしてしまうケースを経験したことがありません。
強い負荷の掛かる青物狙いのオフショアジギングシーンなら、PEラインにかかる役割はより一層高いものに。
安心して大型魚と対峙したいなら、このアバニジギング10×10シリーズをおすすめします。
適度な張りが持続されますし、ライントラブルがほとんど発生しないのが嬉しいです。
VARIVAS(バリバス) PEライン アバニ ジギング10×10 マックスパワーPE X8 200m 0.8号 16.7lb 8本 10色
●クレハ・シーガーR18完全シーバスPE×8
クレハからリリースされている、8本撚りのPEラインです。
視認性の高いカラーと、保護色系のカラーから選べるようになっています。
こちらのステルスグレーカラーは、水や背景に上手く解け込んで、あまり目立たない特徴がありますから、じっくりと誘いをかけたいアングラーに向いているでしょう。
使用感はとてもしなやかで扱いやすく、何度もキャストを繰り返すのに向いています。
シーバスゲームはもちろん、バス釣りやサーフゲーム・チニングゲームなどにも活用可能です。
8本撚りタイプの中では、比較的販売価格が安く抑えられているのも魅力のひとつでしょう。
クレハ(KUREHA) PEライン シーガー R18完全シーバス 150m 1号 19lb ステルスグレー
PEラインを巻いてフィールドで活用したくなる、おすすめのリールを取り上げてみましょう。
まずは、オフショアジギングで用いるリールから。
キャスティングゲームをメインにするのであれば、スピニングリールの14000番モデルがおすすめです。
エクストラハイギアのほうが、ルアーの回収が早まって手返しよく釣りを展開できるでしょう。
人気のセルテートSWシリーズの中から、14000番のエクストラハイギアモデルを選んでみました。
ギア比は6.2対1になっているので、ハンドル1回転につき134cmものラインを巻き取ることができるようになっています。
最大ドラグ力は25kgで、自重は635gです。
ラインキャパは、PEラインなら6号を300mも巻けます。
ボールベアリングは8個搭載していて、ハンドルの長さは80mm。
ハンドルノブは、ハイグリップエッグタイプを装備しています。
実際に手に取ってみると、エクストラハイギアにもかかわらず、とても滑らかな巻き心地に仕上がっています。
剛性感は高く、ローターの回転もしっとりと強さを感じるものになっています。
ドラグのレスポンスは良好で、これならヒラマサやカンパチ・ブリなどが掛かって走られても、柔軟に対応できるでしょう。
実売価格は6万円前後と、とてもコスパ優秀な価格帯に収まっています。
オフショアゲームでじっくり使い込みたいスピニングリールを探しているなら、セルテートSWシリーズからスタートしてみることをおすすめします。
太目のPEラインを巻くことになるので、ショックリーダーラインもより太いものに。
結び方の練習は自宅にいるときに入念におこなって、船の上ではすみやかに確実に結べるようになっておきたいものです。
シマノ(SHIMANO) スピニングリール 20 ヴァンフォード 2500SHG バス釣りから本流トラウトまで エギング ライトソルト
軽量なヴァンフォードシリーズなら、エギングゲームやバス釣りなどに幅広く活用できるでしょう。
ギア比は6.0対1になっていて、ハンドル1巻きにつき89cmのラインを巻き取ることができるようになっています。
実用ドラグ力は2.5kgで、最大ドラグ力は4.0kgです。
自重は175gと軽めで、ハンドルの長さは55mmです。
スプール寸法は、直径が47mmでストロークが17mm。
ラインキャパは、モノフィラメントラインなら4lbを130m、PEラインなら0.6号を200m巻けます。
ボールベアリングは、7個搭載しています。
実際に手に取って使ってみると、とても軽くてハンドル回転も滑らかな印象でした。
ローター回転も軽快なので、キャスト数をテンポよく伸ばしていけるはずです。
ドラグ調整をきっちりおこなっておけば、ライトラインで大型魚と対峙するのに安心できるでしょう。
実売価格は2万円台と、とてもリーズナブルな価格帯に設定されています。
2号程度の太目のPEラインを少量巻いて、流行りのパワーフィネスゲームを展開するのも面白いかもしれません。
PEラインの特徴や、おすすめのアイテムをご紹介しましたが、いかがでしたか?
しなやかなラインなら、キャストしやすくトラブルも抑えられますから、8本撚りタイプを選んで使ってみましょう。
極細ラインでアジングゲームなどを楽しみたいなら、4本撚りタイプのほうが強度を確保しやすいでしょう。
PEラインの巻き方徹底ガイド!基本から応用まで丁寧に解説
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