エギングを夜楽しむにはどうすればいいの?釣り方やおすすめタックルをチェック
アオリイカは夜に活発に動いているので、エギングも夜おこないたいですよね。 でもエギはもちろん、ラインもロッドティップも見えにくい状態で、果たしてエギングは成立するのでしょうか?…
FISHING JAPAN 編集部
アオリイカやコウイカをエギングで釣りたい!と考えているなら、タックル選びをスタートさせましょう。
amazonなどのネット通販サイトには、エギング用スターターセットがズラリと並んでいます。
ひとつひとつのタックルを理解したいなら、自分で選んでセット購入することも考慮しましょう。
ここでは、エギング初心者のためのタックルの選び方をご紹介します。
目次
エギングを始めるつもりなら、使うタックルに関する知識を持つところから一歩を踏み出してみましょう。
まずは、エギング専用ロッドから。
エギを上手く操るのに適したものが必要になるので、ロッド選びはとても重要です。
エキングには、基本的にスピニングロッドを用います。
理由は、エギをロングキャストしやすく、着水してからフリーフォールを敢行しやすいからです。
カーブフォールオンリーでいいのなら、ベイトタックルも選択肢に含まれそうですが、やはりボトムの地形変化をとらえたり、藻の生え際に沿って落とし込んだり、潮の流れに乗せてドリフト釣法をおこなうことを考えると、スピニングロッド一択になるのではないでしょうか。
エギング用スピニングロッドに求められるスペックについて、リストアップしてみます。
長さは、7ftから9ft前後なら扱いやすくなります。
3mに満たないぐらいの長さは、キャストやシャクリをおこないやすいからです。
ウエイトは、100g前後の軽いもののほうが、細やかでキレのあるロッドワークを繰り出せます。
ロッドブランクスの硬さは、MLパワーからMHパワーがベターでしょう。
キャストするエギのウエイトに合わせて、パワーのマッチしたロッドブランクスを選ぶようにしたいものです。
例えば、秋の漁港周りには、生まれて間もない子イカが群れるようになります。
そんな小さなサイズのイカをターゲットにするのに、大きくて重いエギは要りません。
2.0号前後の軽量コンパクトなエギをキャストするなら、MLパワーで8ft前後の、よく曲がり込むロッドを手に取るようにしましょう。
逆に冬から春に向けての産卵時期ならイカが大型化するので、3.5号から4.0号クラスのエギを結ぶことに。
そのウエイトに耐えるために、MからMHパワーのブランクスを持ったロッドを選んでください。
グリップ周りは細身でスリムなほうが、しっかりと握り込みやすく、安定したロッドワークを実践しやすいでしょう。
エギング用ロッドに装着する、スピニングリールのスペックについて挙げてみましょう。
番手は、2500番からC3000番ぐらいがマッチします。
理由は、0.6号前後のPEラインを200m巻くことができるため。
スプール径もじゅうぶん大きくなりますから、キャストの際のライン放出がスムーズで、トラブルも抑えられます。
スピニングリールの最大ドラグ力は、5kg以上あればイカの急な走り=ジェット噴射にも対処可能でしょう。
どんなPEラインをスピニングリールに巻くかは、アングラー個々の好みによって分かれます。
風や潮の流れが強いシチュエーションなら、0.6号より細いPEラインのほうが、エギをコントロールしやすいです。
エギングに用いるエギの選び方は、釣り方に合わせるようにします。
ヤマシタやデュエル・ダイワ・シマノなど、有名なエギメーカーから豊富にリリースされているので、自分の釣り方にマッチしているエギは見つけやすいでしょう。
エギングにおける釣り方とは、ズバリ!場所と季節に支配にされます。
釣りたい場所が防波堤なら、足元まで一定の深さのあるところが多く、しっかりとボトムまでフォールさせられるエギが求められます。
季節が秋なら、子イカ向けの小さなエギを用意しなければなりませんし、冬から春に向けてなら、大型イカを狙える大きなエギをラインに結びましょう。
エギのカラーは、実績の高いオレンジ系やピンク系を揃えておけば、まず問題なくイカが反応してきます。
黒や白、派手なチャート系やリアルなウロコ模様でも、イカが敬遠して抱いてこないケースに遭遇した経験はありません。
ただし、同じ系統のカラーをキャストし続けると、イカのバイトは遠退きますから注意してください。
それではエギングを始めるためのタックルセットに選びたい、おすすめのロッドとスピニングリールを取り上げてみましょう。
オールラウンドに使いたいなら、8.6ft前後でMLからMパワーブランクスを持ったスピニングロッドがマッチします。
そこに2500番クラスのスピニングリールを装着して、0.6号前後のPEラインを巻いてください。
ダイワ(DAIWA) ロッド 21 エメラルダス MX 86ML・N
人気のエメラルダスMXシリーズの中から、MLパワーブランクスのスピニングロッドを選んでみました。
全長は2.59m=8.6ftで、継数は2本。
仕舞寸法は134cmにまで縮まりますから、釣り場までの持ち運びが便利になります。
標準自重は95gと軽めなので、一日中シャクリを続けてもさほど疲れは感じにくいでしょう。
先径/元径は、1.4/10.9mmと細めです。
適合するエギサイズは、1.8号から3.5号と幅広いので、オールシーズン使うことが可能です。
適合するPEラインは、0.4号から1.0号までです。
ブランクスのカーボン素材含有率は、97%になっています。
実際にフィールドで振ってみると、とても軽くてしなやかに曲がるブランクスに仕上がっています。
特に小さくて軽いエギを操りやすく、サイトフィッシングスタイルで子イカにアプローチするのに向いている印象です。
ガイドバランスは良好で、ラインが絡み付いてしまうようなトラブルは、ほぼありませんでした。
グリップは細身でしっかりと握り込めるので、大型イカが掛かっても安心してやり取りを楽しめるでしょう。
実売価格は2万円台と、コスパ優秀な価格帯に収まっています。
アブガルシア(Abu Garcia) スピニングリール ロキサーニ (ROXANI) 2500SH 【加木屋守プロ愛用】
アブガルシアブランドから、ロキサーニシリーズの2500番を選んでみました。
ウエイトは228gとやや軽めでギア比は6.2対1ですから、ハンドル1回転につき87cmのラインを巻き取ることができるように作られています。
最大ドラグ力は5.2kgで、ラインキャパはモノフィラメントラインなら6lbを100m、PEラインなら0.8号を150m巻けます。
ボールベアリングは、6個搭載しています。
実際に手に取ってハンドルを回してみると、しっかりと回転が立ち上がり、スムーズにリトリーブを続けられる印象です。
ローター回転も滑らかで、大きな負荷が掛かると素直にドラグが機能してくれます。
実売価格は1万円台と、とてもリーズナブルな価格帯に収まっています。
これなら他のタックルとセットで購入しやすいでしょう。
釣行から帰宅したら、ラインローラー部分にPEラインのコーティング剥がれが溜まりやすいので、必ず拭き取りメンテナンスをおこなってください。
エギングタックルセットの選び方や、おすすめのアイテムをご紹介しましたが、いかがでしたか?
セットで揃えたら、足しげく釣り場に通い込んでみましょう。
イカの習性が分かってきたら、イカがどう動くかイメージしながらエギをアプローチできるようになります。
キャストやロッドワークを丁寧におこない、イカが接近してきたらフッキング動作に入る準備をして待機してください。
ギャフやネットも用意しておくと、掛けたイカを無事にランディングできるでしょう。
エギングを夜楽しむにはどうすればいいの?釣り方やおすすめタックルをチェック
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