2022年春・がまかつ新製品特集【Part1】達人がおすすめする「これを使えばもっともっと釣れる最新&最強釣具」
上級者御用達というイメージが多いがまかつの商品群だが、実はそれぞれの釣り種で、様々なレベルの釣り人にぴったり合う釣具が数多くラインナップされている。 そんな中から、この春に発売…
FISHING JAPAN 編集部
上級者御用達というイメージが多いがまかつの商品群だが、実はそれぞれの釣り種で、様々なレベルの釣り人にぴったり合う釣具が数多くラインナップされている。
そんな中から、この春に発売される新製品をピックアップして、開発に携わったテスターのインプレッションとともに紹介しよう。
目次
「流れの中に立ち込んで、テンポよく探っては掛けた鮎を素早く引き抜く、スピード感あふれる瀬釣りの人気が高まっているんですよ。そういう釣りを楽しむ人が待ち望んでいた竿に仕上がりましたね」と田嶋が話すのが「がま鮎パワースペシャルⅤ」だ。
穂先から#3にかけて軽量化された新PCS(パワークロスシステム)を採用することで、パワーロッドでありながらオトリをコントロールする引き感覚が格段に向上。
「TORAYCA(R) M40X」ブランクスは強靱な粘りとパワーを発揮するとともに、不意の破損を防いでくれるので大鮎とも安心して対峙できる。
「鮎が掛かれば竿を立てるだけで、川底から水面まで素早く浮かせて、あっという間に抜いてくる。僕はオートマチック感って言ってんだけど、それが一段と強化されてますよ。前作に比べてパワーは2ランクアップしていると感じるほどの出来ばえ。自重はあるんだけど、重量バランスがすごくよくて、持ち重り感はないですね」
圧倒的な感度に優れたテクノチタントップを標準装備。
替え穂には全長が10cm短くなることで、早く胴に乗ってよりパワーを発揮するカーボンチューブラーのパワー穂先を設定する。
急流、大鮎河川で20~25cmがメインターゲットの「引抜早瀬」、23~28cmクラスがメインターゲットの「引抜急瀬」、尺鮎を視野に入れた「引抜荒瀬」でスピード感あふれる瀬釣りを満喫したい。
■引抜早瀬(9m)、引抜急瀬(9m、9.5m)、引抜荒瀬(9m、10m)
■¥225,000~¥265,000(税別)
球磨川の大鮎を次々に仕留めていく田嶋剛テスター。パワースペシャルⅤでアップテンポの瀬の釣りはますます面白くなる
取り回しがよく、1日使っても疲れないショートロッドは、軽快な操作性や正確なオトリ操作、アップテンポな手返しなど数多くのアドバンテージを釣り人に与えてくれる。
小規模河川をはじめ、川幅の狭い上流域や障害物の多い渓流相で活躍するスーパーウエポンだ。
「がま鮎ショートスペシャル」は、そうしたフィールドで最も使いやすい引抜早瀬クラスを採用。
操作性に優れる先調子ながら、鮎が掛かればしっかりと曲がり込みバラシを防いでくれる。
シチュエーションに合わせて2つの長さで使える50cmマルチフレックスもラインナップ。
小河川も得意とするフィールドテスターの廣岡昭典は「近年はシーズン初期から上流や支流で安定した釣果が出ているし、水が出た後もそんなところは引くのが早いですよね。そうした場所ではショートロッドが扱いやすいので、1本持っていれば、釣り場選択の幅が広がります。竿が短いと、ラインテンションの微調整がしやすいので、そうした感覚を身につけるのにもいいと思いますよ」と語る。
■7.5m、8m、8.5m、マルチフレックス8.5(8.0)m
■¥100,000~¥130,000(税別)
廣岡テスターがホームとする和歌山県日高川龍神地区の上流域など木が被さるような場所では、ショートロッドが強い味方になる
“循環の釣り”である友釣りにおいて、掛かり鮎をバラさず取り込むことは何より大事。
相手が大きくなればなおのことだ。
高いキープ力で多くの鮎釣り師に愛用される「要シリーズ」に、大型化と太軸化でキープ力を最大限に高めた大鮎対応モデルの「メガ要」が加わった。
「大鮎釣りでは多少掛かりどころが悪くてもキープ力があって持ちこたえることが大事なんだよね。弟子たちにも使わせてさんざんテストしたけど本当にバレない。普通ヤナギやチラシで2.5号や3号のハリスを使うと絡みがよくなくてケラれるんだけど、このハリだとそれは感じないね。イカリにしても鈎先が少し内に向いていることと2.5号や3号ハリスだとバランスがよくて、普通の早瀬や荒瀬では根掛かりの心配はないよ」とがまかつフィールドテスターの野嶋玉造。
大鮎釣りに最強ウエポンの登場だ。
■メガ要11、12号(60本入)
メガ要チラシ10~12号(60本入)
■¥2300、チラシ¥2400(税別)
「メガ要のキープ力はホントすごいよ。バレねえもん」と野嶋玉造もうなる
短くストレートな鈎先形状で、野鮎に触れるだけで素早く刺さり込む「快」。
「早掛けタイプですが、鈎先を少し内向きにしているので、キープ力もあって根掛かりしにくいんですよ。形状にプラスしてG-HARD V2素材なので、鈎先が鋭いのになまりにくい。だからハリを頻繁に替えなくても釣れます」と開発に尽力したがまかつフィールドテスターの廣岡昭典は語る。
「引き釣りでも泳がせ釣りでも、フィールドを選ばず使ってます。普段7号を使うなってときに6.5号というように、ワンサイズ下の号数を選ぶのがコツですね。根掛かりが減ってキープ力が高まりますよ」
■6~7.5号(84本入)
■¥2,100(税別)
「ワンサイズ小さい号数を使うとキープ力が高まります」と廣岡テスター
ワカサギトーナメンター尾崎渚のノウハウをふんだんに盛り込み、1日1000尾を実現するための仕掛けが「ワカサギ王」の「スタンダード」と「喰い渋り」だ。
ドーム船をはじめ様々なフィールドで扱いやすい全長90cm以下の仕掛けには様々なこだわりが秘められている。
「『スタンダード』は12cm間隔の7本鈎ですが、いろんなところで釣りをしてきた中で、入れ食いになっても、ある程度の食い渋りになっても無難に釣れるのが、このバランスだったんです。ところが、魚探に映る群れの中にこの仕掛を入れてもアタリが遠い、20回誘わないと食わないときがあるんですよ。鈎数が多いと警戒心が強い魚は仕掛に寄ってこないんです。そんなときは鈎数を減らすと口を使う。それが15cm間隔6本鈎の『喰い渋り』です」
どちらの仕掛けも狐と袖をラインナップ。
軸が長くてエサが付けやすく、口先に掛かる狐は、魚も外しやすくて手返しよく釣れる。
バレが多くて1尾1尾を丁寧に釣らなければならないときは、キープ力の高い袖の出番だ。
ハリスの縮れやラインブレイクを防ぐために幹糸、ハリス ともにフロロカーボンを採用。
鈎のチモトの夜光玉はエサの存在を目立たせるとともに、エサを付ける際もつまみやすく、数釣りの手返しをサポートする。
■0.5~2号の4アイテム
■スタンダード¥400、喰い渋り¥350(税別)
ワカサギ釣り歴10年。山中湖をホームに関東を中心に釣行を重ねワカサギトーナメントでV2の実績を誇る尾崎渚テスター。自己記録は山中湖での2511尾
2022年春・がまかつ新製品特集【Part1】達人がおすすめする「これを使えばもっともっと釣れる最新&最強釣具」
上級者御用達というイメージが多いがまかつの商品群だが、実はそれぞれの釣り種で、様々なレベルの釣り人にぴったり合う釣具が数多くラインナップされている。 そんな中から、この春に発売…
FISHING JAPAN 編集部2022年春・がまかつ新製品特集【Part2】達人がおすすめする「これを使えばもっともっと釣れる最新&最強釣具」
上級者御用達というイメージが多いがまかつの商品群だが、実はそれぞれの釣り種で、様々なレベルの釣り人にぴったり合う釣具が数多くラインナップされている。 そんな中から、この春に発売…
FISHING JAPAN 編集部2022年春・がまかつ新製品特集【Part4】達人がおすすめする「これを使えばもっともっと釣れる最新&最強釣具」
上級者御用達というイメージが強いがまかつの商品群だが、実はそれぞれの釣り種で、様々なレベルの釣り人にぴったり合う釣具が数多くラインナップされている。 そんな中から、この春に発売…
FISHING JAPAN 編集部DAILYランキング