冬のバス釣りにラパラ定番ミノー・オリジナルフローターを使ってみた!
寒い季節になると水温が下がって、ほぼビッグバスのみが動ける状態に切り替わっていきます。 冬ならではのシチュエーションを最大限活用して、バス釣りを楽しんでみませんか? 今回活用…
FISHING JAPAN 編集部
バスをターゲットにしたアプローチで、オールシーズン使えるルアーにミノーがあります。
2022年には、シマノから新しいフローティングモデルが登場します。
その名は、ワールドミノー115Fフラッシュブースト。
豊富なスペックを搭載しているので、さまざまなシチュエーションで活躍してくれるでしょう。
目次
ワールドミノー115Fフラッシュブーストとは、2022年にシマノからリリースされる、リップ付きミノーのことです。
全長は115mmで、ウエイトは14gありますから、通常のベイトタックルでキャストできるでしょう。
浮力設定は、フローティング仕様なので、キャストして潜らせた状態でリトリーブを止めると、その場で浮上するようになっています。
バスは、自分の目線でとどまっているものや、そこからチカラが抜けたように浮き上がっていくものに、強烈に惹かれる習性を持っています。
沈木などのカバーや、ブレイクダウンが連なるストラクチャーの周辺で、ワールドミノー115Fフラッシュブーストを潜らせては制動し、フラフラと浮かび上がらせてみましょう。
そばにロックオンしているバスがいれば、ほぼ間違いなく追従してきて、バイトするに違いありません。
ワールドミノー115Fフラッシュブーストには、さまざまなスペックが搭載されています。
何といっても特徴的なのは、シマノオリジナルのフラッシュブーストでしょう。
これは、ボディの内部にスプリングで反射板を吊るした機構のことで、ロッドアクションなどによる振動を利用して、スプリングを揺らします。
そうすると、ルアーそのものを移動させなくても、小刻みに反射板が震えて、キラキラとフラッシングするのです。
その光の反射を発見したバスは、ベイトフィッシュが浮遊していると勘違いし、バイトに及ぶ仕組みになっています。
これまでにリリースされたルアーにも、このフラッシュブーストが搭載されたモデルがあり、実釣で使ってみました。
ルアーを静止させていても、接近してきたバスが離れようとせず、バイトに至る瞬間を目撃しています。
甘く噛むようなバイトもあれば、激しく突き上げるようなバイトもあり、ルアーをベイトフィッシュと認識しているのは間違いなさそうです。
ワールドミノー115Fフラッシュブーストなら細身フォルムですから、バイトトリガーは強め。
他のルアーよりもっと明確に、バイトが頻発するのではないでしょうか。
ワールドミノー115Fフラッシュブーストには、重心移動システム・ジェットブーストも搭載されています。
ボディの中心をシャフトが真っ直ぐ走っていて、それを軸にウエイトパーツが最後尾へスライドします。
ロングキャストを敢行した直後、最後尾にはバネが待っていて、ウエイトパーツを元の位置、すなわちお腹に戻す仕組みになっています。
お腹に固定されたような状態にウエイトパーツが配置され、キレのあるアクションを発生させるわけです。
ただし、フラッシュブースト用の反射板もボディ内部に存在するので、そのスペースとの取り合いになっています。
ベストなバランスで設計するのは、とても苦労した部分だったのではないでしょうか。
ワールドミノー115Fフラッシュブーストには、合計10種類のカラーバリエーションが用意されています。
●キョウリンクロギンカラー
●キョウリンクロキンカラー
●キョウリンチャートカラー
●キョウリンワカサギカラー
●キョウリンクラウンカラー
●キョウリンブルーカラー
●キョウリンレッドカラー
●ホットタイガーカラー
●トウリンワカサギカラー
●トウリンアユカラー
また、シマノ独自の狂鱗ホログラムカラーが採用されていて、強鱗・透鱗仕様も含まれています。
ワールドミノー115Fフラッシュブーストをキャストして操るのにマッチしている、おすすめのタックルをご紹介しましょう。
ロングキャストのみに特化せずに、トゥイッチやジャークを繰り出しやすいタックルバランスのほうが向いている印象です。
ある程度のショートレングスロッドと軽量ベイトリールなら、このミノーの実力を発揮しやすいかもしれません。
シマノ(SHIMANO) バスロッド バンタム ベイト バーサタイル 1ピース 160M テクニカルショート フットボールジグ テキサスリグ 小型スイムベイト
バンタムシリーズのロッド群には、ショートレングスのベイトロッドが複数ラインナップされています。
こちらは、カーボン素材の含有率が高いタイプで、ロッドワークをハードにルアーに伝えることができます。
全長は1.83mで1ピース仕様、先径は2.1mmとやや太目です。
適合するルアーウェイトは、7gから21gまでですから、ワールドミノー115Fフラッシュブーストなら余裕でキャスト可能でしょう。
適合するラインは、モノフィラメントラインなら8lbから16lbまで。
ブランクスはレギュラーファーストテーパーで、カーボン素材の含有率は99.2%です。
実際にフィールドで使ってみると、とても短くて振り抜きやすい印象でした。
トゥイッチやジャークをおこなっても、水面を叩くことなくコントロールできます。
キャストの際には、ブランクスのブレの収束は早めで、バックスイングも取りやすくなっています。
ガイド足にラインが絡んでしまうようなトラブルは皆無で、長い時間振っていてもさほど疲れることはありませんでした。
実売価格は3万円台と、ハイスペックに見合った価格帯に設定されています。
ブランクスの塗装が美しくてシンプル、どんなベイトリールを装着してもマッチしそうな雰囲気です。
やや張りのある味付けなので、バスがバイトしてきても、すぐにロッドを立てないほうがいいでしょう。
ラインを送り込みながら、テンションが張り詰めた段階でリールハンドルを回しつつ、しっかりとフッキング動作に入ってください。
シマノ(SHIMANO) ベイトリール 両軸 20 SLX DC 70HG RIGHT ミノー バイブレーション バズベイト ビッグベイト
DCブレーキを搭載した、軽量コンパクトなSLXシリーズのハイギアモデルです。
ギア比は7.2対1になっていますから、ハンドル1巻きにつき77cmのラインを巻き取ることができるようになっています。
最大ドラグ力は5.5kgで、自重は210gと軽めです。
スプール寸法は、直径が34mmで幅22mm。
ラインキャパは、モノフィラメントラインなら12lbを100m巻けます。
実際に釣り場で使ってみると、心地よいDCブレーキ音を奏でながら、軽めのスイングでも飛距離を伸ばすことができます。
バックラッシュトラブルは、ほぼ完全に抑えられていて、テンポよく次のキャストに移れるのがありがたいです。
ラインキャパがもう少し多いほうが、太いラインを使いやすいのですが、ロングキャストせずに近距離でカバーやストラクチャーを撃つのなら、このままでOKでしょう。
とても姿勢の低いロープロファイル設計ですから、パーミングしやすく、手首のスナップも活用しやすくなっています。
実売価格は1万円台と、とても安い価格帯に収まっています。
ワールドミノー115Fフラッシュブーストの気になる発売日は、2022年の6月を予定しています。
メーカー希望販売価格は、2,300円です。
低水温期に使う場合は、アクションさせるよりも止めておく時間を、多めに取るようにしましょう。
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