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【イカメタル】これだけは覚えておきたいシーズン別タックルセレクト術

FISHING JAPAN 編集部

そろそろイカメタルシーズンも、終盤にさしかかってきました。

シーズン初期から終盤まで、シーズン通して釣行を重ねた方も多くおられるのではないでしょうか?

私もその1人です。

皆様もシーズン内でさまざまなパターンやシチュエーションに遭遇したかと思います。

シチュエーションが違えば釣り方も当然変わってきます。

その中で、最もアングラー側から見て違いが分かりやすいのが「シーズンによる釣り方の違い」ではないでしょうか。

イカメタルにおいて、シーズンと言えば「5月中旬~6月下旬の前期」、「7月~8月中旬の中期(盛期)」、「8月中旬以降の後期」この3パターンかと思います。

今回はこの時期の違いによる釣り方の違い、それに伴うタックルセレクトについてお話したいと思います。

イカメタルのシーズン全体の流れ

冒頭でもお話させていただきましたが、イカメタルは大きく分けて前期・中期・後期の3クールに分かれると考えております。

エリアによって若干の違いはありますが、私のホームグランドとする丹後~鳥取エリアにかけてですと、初期は数よりもサイズ狙い、中期は数、サイズとも見込める言わばハイシーズン、後期は中小型の数釣りメインというように推移していきます。

また、時期に応じて水深、潮流スピード、船の流し方が変わってきます。

これによりタックルのセレクトも変わってきます。

イカメタルの醍醐味は何か?と聞かれた際に、「繊細なアタリを掛けにいくゲーム性の高さ」と答える方も少なくはないのではと思います。

この「アタリを掛ける」ためには、まずは「アタリを出す(感知しやすい)」状態を作りあげなければなりません。

そのためには、最適なタックルセレクトがキモとなります。

この部分についても、少し掘り下げながらお話しさせていただきますので、少々長いですがお付き合いください。

①シーズン前期(5月中旬~6月下旬)の釣り

シーズン初期は数よりもサイズが狙えるシーズンです。

産卵に向けて浅場に入ってきた胴長40cmを超える大型は引き味も抜群。

まさにこの時期限定の醍醐味と言えます。

その反面、産卵を控えた大型は警戒心も強く、僅かな違和感程度のアタリしか出ない場合も多く、繊細なアプローチを余儀なくされる場合も多々あります。

また、この時期は比較的水深が浅く、潮流の緩いエリアを攻める場合が多いので15号~20号クラスの鉛スッテ(シンカー)を多用しながら、プレッシャーの低い船の灯りの明暗部や、広範囲を攻める必要がありますのでキャストを用いることも多いです。

タナは底付近を重点的に探ることが多いため、警戒心の高い大型のみに狙いを絞る場合であれば、ロングハリスを用いたオモリグをメインに釣りを組み立てる場合が多いです。

ロッドは僅かなアタリでも感知可能な繊細なティップ部、不用意に仕掛けを暴れさせないベリー部、遠投が利き、アタリがあれば間髪入れずに掛けにいけるバット部を持つ専用ロッドが理想といえます。

上記条件を満たし私が使用しているロッドが、ラグゼ『SPEEDMETAL R S610MH』です。

余談ではありますが、この時期の警戒心の強い大型は、掛け損じてしまうと直後に続けてアタリが出るような状況は非常に少ないと感じております。

そのため、いかにして掛け遅れないかが重要といえます。

そのためティップ部とバット部にメリハリを効かせた掛け調子のハイレスポンスロッドが必要不可欠かと考えております。

続いて使用するエギについてです。

警戒心の強い大型に対して、効果的な手段の1つと言えるのが「カラーローテーション」。

多い時は1投ごとにカラーチェンジを行います。

これに加え、近年は「サイズローテーション」という手法も取り入れて釣りを組み立てております。

主にサイズは2.5号→1.8号というローテーションを行います。

私の場合はエヴォリッジ2.5号シャローイカメタルカラー、SPEEDMETALエギドロッパー1.8号、この2つのローテーションを行います。

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このサイズローテーションの目的は、見た目の視覚的変化以外にもあります。

それは「フォールスピードの変化」です。

よりスローにじっくりとイカに対してエギを見せたい場合は、このスローフォールが大きな武器となります。

特に潮流の緩い場合には、このスローフォールが今シーズン大型狙いでは効果的と思える場面が多々ありました。

②シーズン中期(7月~8月中旬の中期)の釣り

シーズン中期は数・サイズともに狙え、まさにイカメタルハイシーズンといえるシーズンです。

ただ、時期が後半になればなるほど大型の比率は減っていきます。

また、7月に入ると潮流も速くなる傾向にあり、丹後~鳥取エリアでは川のように流れる潮の日に遭遇することも珍しくありません。

基本的によほどの激流でない限りは、アンカーを用いて船をその場に留め、イカとベイトとなる小魚を集める釣り方を行う遊漁船が多いですが、時にはパラシュートを用いて流し釣りに切り替える船もあります。

アンカーを用いた釣りの場合は、オモリグであれば「~50号」、鉛スッテは「~30号」まで用意して現場に向かいます。

両者の使い分けの基準の1つは使用するシンカーの号数です。

「~30号」で糸が立つ状態であればイカメタル、「30号~」であればオモリグというのが最も分かりやすい使い分けかと思います。

ただ、両者の使い分けの本質としては「その日どのようなアクションにイカが最も反応しているのか」の見極めかと思います。

ここで両者の使い分けの一例について紹介させていただきます。

・ロングステイに好反応を示す時→オモリグ

・細かくキビキビとしたアクションに好反応を示す時→イカメタル

・大きなシルエットに好反応を示す時→オモリグ

・フォールアクションに好反応を示す時→イカメタル

また、この時期に釣り人を悩ますのが前線低気圧の影響による波とウネリです。

この影響により船体が揺れ、仕掛けを安定させることが困難になり、ティップ部が安定しないため、波のピッチなのかアタリなのかの判別が難しくなります。

このような状況の対処法としては、シンカーの号数はそのままに、より波のショック吸収力を高めるため、ロッドの番手をよりライトな番手に変更する、もしくはティップの振幅を安定させるためにシンカーの号数を重くする。この2通りの方法で対処しております。

特にハイシーズンはパターンも多様化しており、潮加減に関しては出船してみないと分からない場合も多いため、ロッドに関しては最低3本船に持ち込むようにしております。

参考までにこの時期の丹後~鳥取エリアでのタックルセレクトとしては、この4本と下記の仕掛けをメインとしております。

■ロッド

・SPEEDMETAL R B65M→潮流が緩い時(20号~25号)、ウネリの大きい時 

・SPEEDMETAL R B57H→スタンダード(25号~30号)、イカメタル・オモリグ兼用

・SPEEDMETAL R S610H→スタンダード(25号~40号)、オモリグ用

・SPEEDMETAL R B67XH→潮流の速い時(30号~50号)、オモリグ用

■仕掛け

・イカメタルリーダーマルチ(イカメタル・オモリグ兼用)

・イカメタルリーダーコンビ(イカメタル&オモリグハイブリッドタイプ)

・イカメタルリーダー超ロングエダス(ドロッパーにはエギを使用)

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③シーズン後期(8月中旬以降~)の釣り

シーズン後期は数釣りがメインとなります。

イカも徐々に深場へ移動していきますが、年によっては浅場で数が釣れ続く場合もあります。

潮流に関しても速い日が多く、パラシュートを使っての流し釣りの頻度が増えてくるシーズンです。

パラシュートによる流し釣りのメリットは、船と潮が同調することによって、スッテ(シンカー)の号数もアンカーの釣りと比べて軽くすることができ、体力的にも楽に釣りができることです。

また、船の揺れも幾分マシになります。

この時期はサイズの期待はできませんが、群れの絶対数が多く、手返しよく攻めれば半夜便で100パイ超の釣果も可能です。

イカのアタリの数も多いので、アタリを掛ける感覚を磨くには絶好のシーズンといえます。

このシーズンの醍醐味は上述した通り数釣りです。

ただ、数を釣るためには少々コツがいるのも事実です。

数釣り=手返しの早さと言えますが、この手返しを早くするために重要なことは「タナの攻略」です。

私はアタリの集中するタナを発見すれば、釣れている限りは当たりダナより深いタナを攻めることはしません。

むしろどんどんタナを上げていくことで手返しアップを図ります。

時には水面から5mぐらいまで探る場合もあります。

また、タナが「水面~20m前後」まで上がってきたら、次なるステップとしてダブルを意図的に狙って数を一気に伸ばすことが可能です。

ダブルを狙う際の手順としては下記の通りです。

① 1パイ目のイカが掛かれば、その場でしばらく待つ。

※この時にラインテンションを抜いてしまうと、イカが外れてしまうのでラインテンションはキープ。

② ①で2ハイ目が乗らなければ、そのままスローに5mほど巻き上げる。

巻き上げのイメージとしては、イカサビキの電動スロー巻きのようなイメージです。

これを浅ダナで繰り返すことによって、効率よく数を伸ばすことが可能です。

ただ、8月中旬以降はサゴシ、エソ、サバフグなどの回遊も見られます。

これらが多く回遊しているタイミングでのダブル狙いは、いたずらにラインブレイクのリスクをあげるだけになってしまいますので、あまりオススメできません。

また、タナが上がってくると鉛スッテ(シンカー)の号数も軽くすることによって、より高感度な釣りを展開することができます。

その際にロッドの番手も、鉛スッテ(シンカー)の号数に合わせてセレクトすることで、よりアタリが取りやすくなります。

そのため、この時期は下記のタックルを用いて釣りを展開しております。

■ロッド

・SPEEDMETAL R B65ML ⇒浅ダナ水面~20m前後(スッテ15号)、目感度重視

・SPEEDMETAL R B57H ⇒浅ダナ水面~20m前後(スッテ20号)、手感度、レスポンス重視

■仕掛け

・イカメタルリーダー3本

・イカメタルリーダーコンビ

・スピードメタルスッテFF 15号~20号

この時期はタナ攻略がキーと冒頭にも書かせていただきましたが、タナが決まればその範囲内での移動距離が少なく、シェイクなど小技に機敏に反応するレスポンスのよさと、引き重りが少なく、新子サイズの触り(荷重変化)に対する感知能力の高いスピードメタルスッテFFシリーズをメインに使用しております。

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番外編:カラーローテーションについて

イカメタルの釣りでは、カラーローテーションが重要ということは皆様も様々なメディアを通して、よく目にするワードかと思います。

私も実際に現場で釣りをしていて同じことを感じます。

特にタフコンディションの時こそ差が出るかと思います。

私もカラーローテーションのお陰で、渋いながらも何とか釣果を引き出せたといえる釣行が何度かありました。

そこで、ケーススタディ方式でカラーローテーションの考え方の1つをお話させていただきたいと思います。

①アタリカラーといえるほどのカラーが存在しない状況の時

おそらく、色なんて関係ないよ!といえるくらいの高活性状態の場合か、ポツポツ釣れる程度のニュートラル状態に近い状態の場合が多いと思います。

前者の場合は、特に小まめなローテーションは必要ありません。

それよりもご自身が一番自信を持って使える色で通したほうが釣果に恵まれるかと思います。

問題は後者の場合です。

特に有効なアタリカラーは存在しないけど釣れ続かない・・・このような時は、釣れようが釣れまいが必ず1投ごとにカラーチェンジを行います。

ここでのカラーチェンジの考え方としては、アタリカラーを見つけるのでなく、「ハズレカラーを見つける」ために行います。

ローテーションを何往復かすれば、少なからずハズレカラーの傾向が掴めてくると思います。

傾向が掴めたタイミングでそのカラーはローテーションから外していく消去法をとり、ローテーションを行います。

そうすることで、最終的にはソコソコ反応のある色の中でイカに飽きさせないローテーションが可能になるかと思います。

②明確にアタリカラーが存在する時

この場合はアタリが続く限りその色で通します。

ただ、1日を通して同じ色で釣れ続けるケースは少ないと思います。

何かしらの形で徐々に変わっていくかと思います。

私の場合、この変化の察知基準が何点かありますので紹介させていただきます。

・アタリの出る間隔が長くなる

・アタリの出方が小さくなる

・イカが追ってきてのアタリが少なくなる

逆にいえば、カラーがその状況にマッチしていれば、ステイ直後(アタリの間隔が短い)に、ひったくる(アタリの出方が大きい)ようにして、掛け損じても何度もアタック(追ってくる)してくる場合が多いように感じます。

話を戻しますが、上記傾向が出てきたら、その時使用しているカラーを基準として、徐々に明るい色か暗い色に寄せてカラーローテーションを行っていきます。

ちなみに、今シーズンの私の丹後~鳥取エリア釣行の中で、最も安定して長時間釣れ続けたパイロットカラーがコチラです。

それは『エヴォリッジ2.5号シャローイカメタルカラー #61レッドヘッド/赤エビゼブラ』。

このカラーを基準にダーク系カラーでは、

#65 ブラックヘッド/レッドブラックゼブラ

→おそらく今期の大型ケンサキ捕獲数No.1

ビビット系カラーでは、

#62 フルピンク/オレンジベリー

が安定して釣果をあげ続けてくれました。

エギの写真

(左)#65ブラックヘッド/レッドブラックゼブラ(右)#62フルピンク/オレンジベリー

ちなみに明るい時間帯(デイイカメタル含む)、シーズン後期の浅ダナ攻略ではクリア系ケイムラカラーに好反応を示す場合が多かったように思えます。

アタリカラーに関してはエリアや時期、遊漁船の集魚灯の配置などによっても変わりますので、おそらく無限のパターンが存在するかと思います。

その中で固有のアタリカラーを見つけることも愉しさ(たのしさ)かと思いますが、個人的にはどこに行っても対応できるように「自分なりのローテーションの基準を作る」ことが重要かと感じております。

おわりに

長文のお付き合いありがとうございます。

文中では、タックルセレクトについてフォーカスを当ててお話させていただきました。

状況に応じた最適なタックルセレクトは、釣果をあげるうえで重要なことには間違いありません。

ただ、それよりも重要なことは皆様自身が「イカメタルを愉しみ尽くす」ことかと思います。

これほどに間口も広く、ゲーム性も高くて、釣って楽しい、食べて美味しいイカメタルには、多くの魅力が詰まっております。

そろそろシーズン終盤ではありますが、皆様ぜひとも愉しいイカメタルライフをお過ごしください。

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